「さぁ広間へ行きましょう。 一日の活力ですから。」 「あぁ、そうだな。 龍樹には……。 瑣萬、悪いが先に行っててくれ。」 「はい。冷めぬ内に、皆が待ちますから。」 別に追求やらなにやらしない、それがあいつだ。 だいたい俺の行動はほとんど把握ずみだろうしな。 俺は駆け足で龍樹の眠る部屋へ行った。