槍のように堅固な水が注ぐ中へ入っていくが 龍轍と龍樹は一切濡れずに滝の中へ入った。 滝の中には絶景ともいえる洞窟が広がっていた。 そこに建ちそびえるは高貴な宮。永い年月の風化しながらも気高く建ち続ける。柱の一本一本に絡み付く龍の彫刻がなされ、まるで生きているかのように目を光らせ来訪者を出迎える。 こここそ龍の力・加護をうけし一族の住まう宮 【龍神の宮】