「どうせ、そちらへ一歩でも踏み出せばその水が攻撃してくるぐらいなものだろう?」 「なかなか勘も鋭い。 いますぐにでも脳天貫いてやりたいところだが、 今はやめておこう。」 【まだ】やめておく。 あいつが龍樹を失った苦しみがどんなものか見てみたい。 あいつに同じ苦しみを…いや、それ以上の苦しみを。 「……。」 「それじゃ、俺たちは帰るか。」 徐々に水柱がゆっくりと俺たちを囲んでいく。