このままじゃ二人が闘っちゃう!! 「探していた妹は見つかった。 だから、返してもらう。」 「嫌だと言ったら?菜舞露は俺のものだ。」 今にも闘いが始まりそうだった。 「菜舞露を返せ。」 兄者は、もう刀を構えている。 「嫌だよ。 もう離さない、手放したくない。 龍樹…。いっしょに帰ろう。」 最後の言葉だけ、私に聞こえるように囁いた。