なんでそんな傷ついた顔をするのさ。 そんな顔を見て……―――。 俺の中の感情が暗い闇色に研ぎ澄まされていく。 頬ににじんでいる 血 俺は迷いなく頬に唇を寄せ、その血をなめた。 今までこんなに近く君に触れたことがあったかな? 必死に抵抗する君。 叩いたりしてもだめだよ。 何度もやめ…てと言うけど… まぁいいや。今はその声を聴いていたい。