受け入れてくれている 本当はそう思いたいだけ。 げんに龍樹はあの兄者を夢の中で求める。 ――俺でなく偽物の兄を あぁ腹立たしい!!腹立たしい!!!! 龍樹と再会した時と同じ感情がふつふつと沸き上がる。 妬まし、恨めしい、憎たらしい、憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い……!! なぜあんなやつが龍樹に兄者と呼ばれ慕われている!! 嫉妬なんてかわいらしいもの、俺の中で沸き上がったのは明らかな殺意にもにたどす黒尖った感情 「何故俺を求めない龍樹?」