思い出されるのは見ていて暑苦しくらいだった【両親】なれそめは聞いたことがなかったが、あの熱々ぶりだ何かきっとあったのだろう。
こんなことも今だから思うんだ。
まっ昔は幼すぎて恋だの愛だのなんちゃ思っていなかった。幼い頃思っていたのは
『龍樹と何して遊ぼうか』
『龍樹は何したら笑ってくれるか』
『明日は龍樹と何して戯れようか』
それくらいしか頭になかった。
今とたいして変わってないか
変わったことといえば、もう両親がいないことと龍樹が何も覚えていないことかー。
だが、龍樹は俺を受け入れてくれている。


