苦しみの(涙)




闇の中から目を開くと天井が見えた



そして、


「龍樹…!?」



ずっとたすけを求めていた人の姿がすぐそこに





「龍轍っ!!」


ギュッ


すがるように首に手をまわして抱き着いた



「怖かったよ…。」


ぼろぼろと涙が溢れて止まらなかった。


「大丈夫。怖いものなんてない。もうなにもないからな。」


優しく囁いて、頭を撫でられたら余計に涙は止まらない