昨晩と変わらない朝げの席だった。 朝から酒出せ!酒出せ!と言うアホもいた。 そして、今は筆と書簡を相手にしている状態だ。 部屋の奥にある大きめのそれなりに装飾をほどこしてある机に座っているのが俺。 斜め手前の机にはせっせと手を動かす瑣萬がいる。