「あ痛」

ぼーっとしてたら、誰かにぶつかった。

「ごめんうさ! 大丈夫?」
「……あ、なんともないよ、ごめん」

クラスの女子だった。

ずっと先輩からの告白の返事をのばしたまま、文化祭のシーズンへ入りました。
そして今は文化祭準備の真っ最中。

「オラ、1-5メイドカフェ、売り上げ1位目指して頑張るんだー! どんどん働けぃ!」
「おおー!!」

うちのクラスの熱血委員長のもと、みんな準備を頑張っています。
てゆーか委員長、本当に女子か?

「全ては1位の賞品、スキヤキ食べ放題のためにー!!」
「おおー!!」

花より団子系の女委員長なのでした……。

「委員長! 衣装できました!」

衣装担当の一人が委員長のところへ駆け寄る。
大きな手荷物持ち。多分あれがメイド服……。

恥ずかしいし、絶対着たくないなぁ……。

「何!? さっそく誰かに試着させねば! 南野!」
「えッ!? なんでわたし!?」
「クラスで一番小さいから!」

し、失礼なー! 今関係ないでしょー!?
てゆーか運悪すぎー!!