そして。 「…すごおっ」 恭平君の家は、とても綺麗な高級マンションだった。 「あれ?俺鍵どこやったっけ」 鍵がなきゃマンションのロビーに入れない。 「どこだー」 「あっ家に誰かいないの?」 「いないよ。親父単身赴任中だし、母さん友達と旅行行ってるし。 俺だけ」 そう言ってキラーンとウィンクをした。