「ばいばーいっ」 恭平君がにこっと笑って手を振った。 「もぅ。美紅は男に絡まれやすいのよね… ああいうのは無視よ」 「でも百円くれた… いい人だったよ? ほら」 ぴかぴか綺麗な新しい百円玉。 「ばか…」 由美ちゃんはぷっと吹き出した。