外はすっかり暗くなって 街が綺麗。 「さむぅー」 「さみーな。やっぱ 手ぇつなぐ?」 にやにやしている。 「いいですぅー」 「ちぇー」 両手に息を吹きかけてあっためる。 そんなわたしを恭平君は じぃっと見ていた。 「?」 「…とっておきの場所あるんだけど …行く?」