グレープを片手に、 街を歩いていたら 向こうからチャラチャラした男の子達が歩いてきた。 どんっ 「きゃっ」 べちゃ。 「やべ。わりー。 百円あげるから許して」 「ひゃ…百円!?このクレープ430円なのにっ あれ?でももう半分は食べてたし百円でもいっか」 「…は? ……ぷっ 百円で許してくれんの?」 「恭平〜百円で許してくれるってよ。やったな」 どうやらあたしにぶつかってきたこの人は恭平君っていうらしい。