下を向いていると こつ、こつ、と ヒールの音と一緒に紗理奈さんがこっちに来た。 「誰誰〜?初めて見る顔〜。」 「俺の彼女」 と恭平君と一緒にいた友達が言った。 はい?みたいな顔の私と紗理奈さん。 「…っはああ〜!?!」 びくっ 紗理奈さんが急に大声出したから思わず体がはねた 「…はあ。 もー美紅ちゃんびっくりしちゃってんじゃん。 声でけーんだよ」 「だって… え、マジで優の彼女?」 この恭平君の友達、優君っていうんだ…