ガチャ
聖の部屋と思われる
部屋の金色のドアノブをひいて
中へと入る。
「わあー…」
モノクロに揃えられた
家具たち。
男の子の部屋って
もっとごちゃごちゃしてて
汚いイメージだったけど
聖の部屋は
ベッドの上の
おふとん以外キレイに整理整頓されている。
ガチャ
「お待たせー
適当にその辺座ってよ。」
私は
小さめのガラスの
テーブルの
ベッド側に座った。
「すごい家だねー
聖のお父さんは
何してる人なの??」
さっき持ってきた
お菓子をつってく聖に
聞いてみる。
「親父はー…、
パイロットだっけ??
多分そこらへん。
あんま家には
帰ってこねぇな。」
あまり帰ってこないんだ。
「じゃあ夜とか
聖1人なの??」
「1人だよ。」
そうなんだ。

