「ねぇ流嘉ちゃん。
聖ね、強がるけど
本当は寂しがりやさんなのよ。
だからよろしくね??」
「あ、はい!!」
「寂しがりやさんって!!
別にそんなんじゃねぇ」
ムキになってるー
「「かわいー」」
私と聖ママの声がハモる。
「変なとこでハモんな!」
……
「じゃあまたね。
流嘉ちゃんいつでも来て。
待ってるからね。」
聖のママは
優しく笑ってくれる。
「はい。また来ます!
お邪魔しました。」
「じゃあなー」
パタンッ…
扉は
小さな音をたてて閉まった。
聖と2人で病院をでる。
「聖のお母さん
すごくいい人だね。」
「まぁ優しいよな。」
2人でとぼとぼ
駅に向かって歩く。
「なあ流嘉。
俺ん家くる??」
聖ん家??
行ってみたい!!

