―流嘉Side―


「なぁ流嘉。
今度の土曜さ・・・
どっか行かね??」

席に座って
帰る支度をしている
途中の聖からのお誘い。


「うん!!
いいよ~♪行こう!!」


原田くんに
告白された事は
まだ言ってない。

ちゃんと言わなきゃな・・。

「ちょちょちょ!!
流嘉!!!」

「どうしたの??
ジュンちゃん??」

ジュンちゃんは
私の手を引っ張って
女子トイレに連れ込む。


「流嘉、
瀬川と付き合ってるんだよね??」

ん??


「いや・・そうだけど・・・。
いきなりどうしたの???」


「今ね、
隣のクラスの子から
聞いたんだけど
流嘉と原田くんが
昨日から付き合ってるって・・・。」

はぁ??!

「何それ!!!
確かに告白はされたけど・・・。」


「されたの???!」


「もちろん断ったよ!!?」


何かよくわかんないや。

「帰ろっか。」


考えるのが
面倒になった
私とジュンちゃんは
帰ることにした。