優しい時間

―聖Side―


「蓮司、
ケータイ鳴ってる。」

流嘉と別れた後の
帰り道で蓮司に会って
「聖ん家行こ~」って
ノリで家まで来た。

「ん~
多分女だから
出なくていーよ。」

「あっそ」

蓮司はかなりの
女ったらし。
顔もジャニーズみたいで
誰とでも仲良くできる
タイプだから
そりゃーもう
女にモテまくる。

本人いわく、
女関係は「広く浅く」らしい。

そーいや
中学の頃から
1人の女に夢中ってのは
全くなかったな。

「なぁ聖。どうだった??
えーっと・・
あの流嘉ちゃんって子。」

[流嘉]という名前を
聞いただけで、
自然と緩む口元。

「まぁ・・それなりに・・・・。」
「えぇ~~??!
なになに?!!
上手くいったの??」

蓮司の目が
キラキラしている。

「まじで~
あの聖に彼女かぁ~。
女とかあんま
興味なさそうだったのになぁ♪」

「うっせーなぁ。
いつの話してんだよ。」

確かに中学の時
女と付き合うとか
そんな事はあまりしてない。

めんどそ~とか
思ってたし。

蓮司が揉めまくってんの
目の前で見てきたし。