翌日。 シオリに少し笑顔が戻り、安心して学校に行く。 学校に行くのは正直嫌だ。 でも、シオリの為でもあるから。 圭には昨日の女のことを話してある。 絡まれるのを避けるため、圭と休み時間を過ごす。 「シオリちゃんってほんとかわいいよね」 圭は1日中そればかり言ってる。 …可愛いのは認める。 でも、いきなりそんな事を言う圭の意図が全く見えない。 何を企んでるんだろう。