「じゃーな、爽麻」 「おー」 「明日も来いよー!」 「……」 手を振る圭に片手を上げて、また歩き出す。 見慣れた家が見えて来た。 「…?」 玄関に人影。 誰だ……? 近付くと、その人物の正体が分かった。 相手はまだ俺に気付いていないらしい。