「爽麻帰ろーぜ」
「おー」
長かった1日がやっと終わった。
圭が約束通りに女を追い払ってくれたから、少しは楽だった。
交換条件だったシオリのことを聞かれたけど、適当に答えておいた。
「爽麻ばいばいっ」
「また明日ねー」
ウザい女子を無視して、俺は教室を出る。
無視しても懲りないとは呆れるしかない。
「シオリちゃん迷子になってないよね?」
「………」
実は俺も心配してたんだよな…。
圭にはシオリが外にいることをさっき話した。
やっぱり不安になるな、シオリの場合。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…