「おい!誰あの女の子!?」 女の子…? あぁ。すっかり忘れてた。 隠すのめんどいし、バレた方が良かったけど。 でも、シオリ焦ってんだろうな。 姿を見なくても想像できる。 「シオリ」 「いや、シオリって…。幽霊だろ!?」 コイツが幽霊見える奴で良かったのか悪かったのか…。 「そー」 「大事な話って…まさかあの子と!?」 「これから一緒に住む」 俺の言葉に相当驚いたらしく、固まっている。