「あっ…ごめんなさい!!」
慌てて謝るシオリをじっと見つめる。
「もういいよ」
何に安心してるのかよく分かんないけど、考えるのもめんどい。
急に黙ったシオリは、下を向いている。
何考えてんだろ。
…でも、何となく分かる気がした。
迷惑になってるかな、とかそんなことだろうと。
困った顔してんだろうな。
そう思うと、不思議と笑えて来た。
「おもしれーヤツ」
そう言った俺に驚いたのか、顔を上げるシオリ。
なぜか目を丸くして、固まっている。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…