「そろそろ寝るかー」




そう言って圭が俺のベッドに入った。




自分で言ってたくせに…。




まぁ、圭らしいけどな。




シオリに話しかけようと、視線を移した。




「シオリ…」




名前を呼ぶと、驚いた顔をした。




俺の視線を辿ったシオリは、さらに目を丸くする。




「うそっ!!」




そう叫ぶシオリも、混乱している。




…もちろん、俺も。