「今日は夜中まで話すぞー!!」 圭がそんなこと言うから、シオリは驚いていた。 …まぁ、俺もそのひとりだが。 時間はあっという間に過ぎて行く。 時計を見ると、日付が変わっていた。 …つまり、シオリがいなくなる日。 眠そうな圭がテーブルに頭をぶつけた。 それを見てシオリと笑いあう。 こんな時間が続けばいいのに…。 叶う訳ないって分かってるのに、やっぱり期待してしまう。 でも、別れはすぐそばまで来ていた。