「冷たっ」 一緒に海の中へ入った。 夜だからか、水は冷たかった。 「きゃぁっ」 少しだけ水をかけてみた。 …幽霊にも当たるのか。 なんて思いながら、水をかけ合った。 海から出て、砂浜を歩く。 シオリはずっと笑顔のまま。 それにホッとした。