やっと1日の授業が終わった。




家に帰ったら、シオリがいる。




そう思うだけで、不思議と安心する自分がいた。



「じゃぁな」




圭と別れて、家にむかう。




もう辺りは暗い。




家に入ったけど、シオリの姿がない。




まだ帰ってきてないのか…?




窓から外を見ると、真っ暗だった。




“爽麻、助けて”




「!!」




そんなシオリの声がして、俺は家を飛び出した。