「そ、爽麻…」




頭壊れてんじゃねーか?



おかしなこと言い始めて、何が言いたいのかさっぱり分からない。




「変わったね…」




その言葉で、全てを理解できた。




つまり…




俺がなぜ起きてて、朝飯を作ってるんだと言いたかったんだな。




1年の間で生活リズムを変えた。




最初は辛かったが、今はもう慣れた。




寂しそうな顔をするシオリの頭の上に、手を乗っけた。




「俺は何も変わってねー」




「え…」




「何も心配すんな」




驚いた顔をして俺をみるシオリ。





…お前の考えてることなんてお見通しなんだよ。