志穂は急に起き上がった
ん・・・なんか目がとろとろして・・・ってもしかして・・・
後ろを振り向いた時にはもう遅かった
あれイチゴ味って大きく書いてあるから・・・間違えて飲んだな・・・
半分はなくなってるわ・・・
志穂はじっとこっちを見ている
「あの〜志・・・」
「どうせ・・・どうせ雄はこの10年間の間にいろんな人とチューしてえっちもしたんでしょ?」
・・・なんとも言い返しにくい・・・
志穂・・・
絶対酔ってるな・・・
「・・・ほら、言い返さないってことは、そうなんだ!」
昔はもっと純粋な子だったのに・・・
「わたし雄のこと大好きだったよ?」
「でも、それは小2の時だろ?」
「今も好きだもん・・・」
志穂が急に幼くなった気がした。
「大好きだもん・・・他の人好きになろうと思っても無理だったもん・・・」
本気で言ってるのか?・・・
「志穂・・・?」
「にゃに・・・」
ろれつが・・・まわってないんですけど・・・ぶっ
「なんで笑ってるにょ?」
にょ?ってなんだよ・・・
「ぷぷ・・・」
こらえきれなくなって笑ってしまった。
「・・・雄は・・・わたしのことまだ子供だとおもってるの?」
あっ話し方がもどった。
