「雄!!」 ぼふッ 「えっ?!」 勢いつけすぎて抱きついてしまった・・・ 「えーっと・・・」 雄の顔を覗き込んでみると、なんだか困った顔をしていた。 「雄・・・?」 「誰・・・?」 え・・・ やっぱり忘れちゃったのかな・・・ やばい・・・泣きそう・・・泣いちゃだめだ・・・ 「雄〜・・・」 もう一度名前を呼んだ。気付いてほしくて・・・ 「もしかして・・・志・・穂・・・?」