ほんの数秒、目が合っただけなのに なんだか長い間、見つめ合ったような そんな気持ちだった。 廊下に散らばっていたプリントを二人で集めていると 「何組の生徒?」 「あ、1年2組です。」 「そうか。 じゃ隣のクラスだな。」 「え?」 「1年3組の担任なんだ。 有馬です。 よろしくね!」 「―――― 先生!?」