「あの、だから、 先生をずっと見ていたわけで・・・」 さっきは勢いで言えたのに、 急に恥ずかしくなってきて 声が小さくなってしまう。 「好きなやつって俺なの?」 さらに追い討ちをかけるように先生が言う。 「は、はぃ…」 一瞬、ギュッと強く手を握られたのに、その手は離された。 温もりがなくなって一気に冷たさが戻る。