そんな会話をしてるうちにチャイムがなった。 「――― 先生・・ありがとう! わたし、すっごく緊張してたの。 だけど今ので大丈夫になったみたい! 篠田アヤっていいます。 よろしくお願いします!」 そう言うと、 「どーいたしまして!3年間、よろしくな!」 さっきよりも もっと優しい笑顔で答えてくれた。 ドキン ドキン… この気持ちが恋なんだって気付くのは もう少し先だったけど、 きっとこの瞬間に恋におちていたんだと思う――――