「――――アハハッ」


気付いたら
私は笑ってた。




「ごめんなさぁい
有馬先生っ」




さっきまでの緊張とか寂しさが一気に飛んでいった。





「担当は数学だからな!厳しくいくぞ~!」


「うわ…っ
数学1番、苦手です~」


「赤点だと夏休みが潰れるから頑張れよ!」


「うそ!最悪!」



「ま、がんばんなさい!」