【番外編更新中】鬱気味お嬢様の甘い諸事情。




「えぇ、見てみたい」



そう笑うと、レイもほっとしたように笑っていた。

なんだか気使わせちゃったかな?


嫌……それはないか。


レイと並んでお店に入ると、たくさんの品物が目に入る。


服からアクセサリーまで幅広くあり、

かといってゴチャゴチャしてないし…
本当にいいお店。


ショーウィンドウにも飾られていた、例のネクタイが目に入った。


やっぱり、アレ…買ってあげたい。


ちょんっとレイの服のすそを掴んで、小声で伝える。



「レイ? ネクタイってあり?」

「全然、ありだと思うっ! いいの見つかった!?」