「お早うございます皆さん」
「そろそろ始業時間ですので、取り掛かるようお願い致します」


ぞろぞろと持ち場へ向かうメイドたちを送り出し、私は平丸シェフと一緒に厨房へと向かう。


「相変わらず、零くんはいつもシャキッとしてるねぇ」

「そうですかね?」


これでも、結構眠いのですが……欠伸が出るのをおさえる。

結構これがキツいのです。



「俺も見習いたいよ~っ」



お言葉ですが…まずは、そのお腹のお肉をどうにかしたらいいと思います。
そう心の中で呟き、「今のままでも十分ですよ」と、笑顔で社交辞令。



「零くんがいうならこのままでもいいか~」

「…………」

「ねっ★ 零くん!」



それが、通じない方は苦手です。