零の妖艶な姿にまた心臓の鼓動がドキドキと早まっていく。



私って結構重症?

さっきから、心臓が痛い。動悸が激しい。

あとで、医者呼んでもらうようにしようかしら。



「そうですかねぇ?」


にこっと何事もなかったように微笑む零。


「いやらしすぎるわ」


何回目かも分からない鼻をならし、最後の一切れを口に入れる。


本当に美味しいっ♪

幸せすぎる…



「また、ついていますが? 蜂蜜」



…零がいなければの話だけど。


あぁ、駄目また憂鬱。

憂鬱すぎて、死ぬかもしれない。