今まで気付かなかった、私。
どういうこと?
どれだけ食べるのに夢中だったの??
気が遠くなるよな恥ずかしさ。
かぁっと頬が染まるように熱くなる顔。
「もう…気付いたらすぐに拭きなさいよっ!!」
思いっきり頬を膨らませて、零が拭きやすいように顔を上げる。
べとべと…気持ち悪い……。
零の手によって支えられた顎。
ドキッ
私の口元を見つめる目。伏せた長い睫毛。
「また私がお嬢様を子ども扱いしたら、お怒りになると思ったのです」
「……どっちにしろ、零の行動は全部気に食わないけど」
「またまた、そんなこと仰らず…」
「うるひゃ……」
親指で下唇をいやらしくなぞる零のその行動によって、私の頭がショート寸前。



