【番外編更新中】鬱気味お嬢様の甘い諸事情。




うれし涙だって自分でも分かる。



「あらあら……まったく泣き虫ですね? ほら、可愛いお顔が泣いていてはもったいないですよ」



零の腕から開放され、


向き合うように立つと、さっと零によって涙が拭き取られた。



「だって~~……」



言葉にならない想いに、喉をつまらせる。

もやもやとたくさんの想いが渦巻く心。



揺らぎがおさまった視界の先には、真剣な零の姿が映し出される。








「朱里、俺と結婚してください」










見たことがないくらい顔が真っ赤に染まっている零の頬。


あたしまでうつってしまった。


しかも、しゅ……朱里って呼んだ。



呼び捨てされた。


零が自分のこと俺って言ってた。