囁くような掠れた甘い声が、耳元で響く。
ちょ……!! どうしたっていうのよ!!!
バクバクと心臓が大きな音でなる。
あ……絶対、零に聞こえてる。
恥ずかしい~……
「な、何?」
心とは裏腹にしれっとした態度で、返す。
「私と一生をともにしてくれますでしょうか?」
………へ?
窓ガラスには、緊張したように顔をこわばらせる零がうつっていた。
一生をともにって、何?
あたし……もしかして……
プロポーズされてる!!?
理解が出来ないあたしをよそに、零は言葉を選ぶようにゆっくり話していく。
「お嬢様をずっとそばでお守りしたいのです。
執事としてではなく……
夫として。」



