零はビックリしたように大きく目を見開いたかと思うと、手で顔を隠すようにしてクスクスと小さく笑い出した。 「………?」 どうしたのかしら? 「ありがたく頂きます」 ひょいっと手から離れたプレゼント。 零はまた妖艶な笑みを浮かべていた。 「えぇ…受け取ってもらわなきゃ困るわ」 視線をそらすようにして、ふんと鼻を鳴らす。 風邪ひいてまで買ったものだしね。 もらわないようなら、殺してもいいくらい。 でも、誕生日パーティーも開いてあげたかった。 ぐるぐるとやるせない気持ちが心を支配する。