「御鞄ですね…昨日お使いになられたものですか?」 「そぅ……」 数百種類にものぼるバッグの中から、あさるように探す零。 さっと立ち上がった零の手には、昨日のバッグ。 よく覚えてたわね…… そう感心しながらバッグを受け取った。 キラキラと輝きを放つようなプレゼント。 初めて人にあげるプレゼント。 ドキドキしながら、それを取り出し… 零に跪くよう合図した。 「なんでしょうか?」 「これ……誕生日おめでとう、零。」 顔を上げた零の顔面に突き出すように渡す。