ボタンに手がかけられ、身体がビクンと大きく揺れる。 嗚呼…… このまましてしまうのかしら? 色々考えてるうちに、ブラのホックに零の冷たい手がかかる。 「ひゃ……っ!」 もう……おかしくなりそう。 甘い吐息だけが響く部屋。 トントンッ ノックの音。 お医者さん……? 零、この状況…見られたら大変なことになるでしょっ! そう目で訴えるも、気づいてもらえない。 トントンッ ノックの音がまた聞こえた。 『朱里さん~?』 ……声と一緒に。