隣で箱を持って、「コンドーム♪」そう爽やかにレイは笑った。 「それ、何?」 初めて聞く言葉に戸惑う。 こ…コンドーム? 「エッチするときに、必要なやつ!!」 あ、ああ……はい。 分かったので、声のトーン下げてください。 店員さん、不審な目でこっち見てますよ。 レイのせいで居づらくなっちゃったじゃない! …一刻もここのお店から早く出たい。 足早に、レジへ向かうと…ふっと鼻をかすめた、爽やかで甘すぎない良い香り。