二つの恋

ズキッ…。


頭に激痛がはしった
「いたっ…。」

こんなに頭痛がしたのは初めてだ。


『桜ちゃん!一緒に帰ろ。』


琢磨君だった。


「うん。途中で病院行ってもいい?」


『どうしたの?』


琢磨君はものすごく不安そうな顔をして私に聞いた。




「ただ頭痛が酷くてね。一応診てもらおうと思って。」



『大丈夫?』


「まぁ…。うん。」


『酷かったら学校休めばいいんだし。』


「うん。有難う。」



私達は病院に向かっていった。