いちごな3人の女の子の物語


「これだよ、これコレ!やっぱりこの感覚がいいよ〜」


鎖骨の間に収まった星のモチーフを触るあたしに、翔太は不思議そうに首を傾げた。


「美咲、何でそんな大事なものを取っちゃったの?」

「だって髪に絡まっちゃったんだもん。あたし、普段は外さないもん」


唇を尖らすあたしに、翔太は慣れた手つきであたしの髪を撫でた。


「そんなに気に入ってもらえたなら、プレゼントした甲斐があったよ」


満更でもなく微笑む翔太に、思わずドキリとした。