「……………」

「……………」

「…何か言いなさいよ!!無視とか私がハズいんだけど!!」


床に座り込んだままの俊吾に、私は急に恥ずかしくなって叫ぶ。


俊吾はそんな私を無視するみたいに立ち上がった。


「…真面目に?」

「、うん」

「俺さ『なんてな』って言ったの、照れ隠しなんだけど」


バスケしてる時みたいな真剣な瞳に圧倒されて、私は固まる。


「マジだよ、俺。好きだ」

「…………」

「早紀の事、好きだから。彼女に、なってくれよ」