「……嘘だろ」 「嘘じゃありませーんっ!真実ですから!あははは〜〜」 まさかの逆転勝利を果たした私は、うなだれる俊吾の前に仁王立ちした。 「あれから挽回して逆転とか、私スゴイじゃーん!ね、俊吾ぉ?」 「……………」 「てゆーかエースが女子に負けていいの?やばくな〜い?」 「……だああぁぁ!!うっせーな!早紀の威力は女子じゃねーし、勝ったのもまぐれだろ!」 しびれを切らした俊吾が立ち上がり、思いっ切り叫んだ。 私はそんな俊吾の脇腹を突いて、さらにイジる。