100回目の愛してる。



昇降口に着いて、周りを見渡してもさっきまで座っていた、秋がいなかった。




どこ行ったんだろう、なんて、考えながら上履きを履き替えていると、首元にひやっとした感覚があった。





何だろうと思い、後ろを振り返ると秋が飲み物を私の首に当てていた。




「あげる」




そう言って秋は、ふわりと笑った。





「ありがとう秋」





秋、やっぱりあたし、秋が大好きだよ。





「ん」




と秋の返事だけ待って飲み物を受け取って、自分らの教室に向かっていった。






教室に着いて、スマフォを見ていると、連絡は来ていた。





今日は、ありがとう。明日は予定あるかな?と、書いてあった。




明日は何もないなあ、なんて思いながらそのまま返事をした。




すると、すぐに返って来てあたしたちは明日会うことになった。





「しおり、明日はデートか??」





といつのまにかあたしの横後ろからスマフォを見ながひなが言った。





「う、うん、そう。」




とあたしは一言返してひなを見る。





すると、ひなはあたしに、さらに近づいて来て、





「葉川、しおりがいなくなってから、なんか不思議そうな顔してどっか行ったよ」




とこそっと言った。






ああ、飲み物を買いに行ってくれたんだね、と思い、あたしはそれをひなに告げた。






「うーん?なんかわざわざ靴履いてたけど、なんだろうね」





とひなはさらに足して言ってきた。





自動販売機があるのは、学校内だしなあ、なんて思いながらも、とりあえず、この考えは放置することにした。